MIKE’S PODCAST 23 : 行儀が悪い! 失礼ね!
MIKE’S PODCAST 23 : 行儀が悪い! 失礼ね!
2010/04/02
Mikeより:食べるとき、肘をついちゃいけないってわかってるんだけど、つい、やっちゃうときがある。それに、叱られて素直に謝れないことだってある。
ポイント:
*失礼な行動を見たとき、聞いたときに言う表現
“That's rude!”「(それは)態度(行儀)が悪いなぁ!」
「(それは)行儀悪い」「(それは)失礼ねぇ」
That's rude.
ある行為を見たり、誰かのひどい行為についての話を聞いたりして「(それは)態度が悪いですね」「(あなたの態度は)失礼ですね」「(あの人のしてること)失礼ですね」などと言うときの英語表現は “that” を主語にして “That's rude!” 日本語だと、相手や状況によって主語が変わったり、あるいは主語がなかったりするので、日本語から英語に直訳しようとすると英語がなかなか出てこないことがある。状況を思い浮かべながら「失礼ですね」= “That's rude.” と覚えよう!
“rude” だと思われる例のひとつに、空港の手荷物を受け取るベルトコンベアのところで、前にいる人を押しのけて自分の手荷物に向かう態度がある。そういう態度に “That's rude!” と眉をひそめる人は多い。“That's rude.” と言われないように、そんな場合は “Excuse me!” 「すみません」と声を掛けて、前の人によけてもらってから取るようにしよう。また、人に当たったり、人前を横切るのも “rude” だとされる。日本では他人に軽くぶつかられたり、前を横切られたりしても、あまり気にしない人が結構いるが、それは日本の大都市に限られたことだと思った方がよい。先を急いでいるなら、まず “Excuse me!” と声をあげてよけてもらうという手がある。もしも、つい他人に当たってしまったり、他人の前を横切ってしまったりしたときは、やはり “Excuse me.”「すみません」と謝るようにしよう。
Sorry. 「ごめんなさい」「申し訳ない」
“sorry” という言葉は自分の非を認めて謝るときに使うのが基本。ここでは、食事中につい肘をついてしまったマイクが父親に注意され、自分の非を認めて “Sorry.” 「ごめんなさい」と謝っているのである。他人に軽くぶつかったときの謝り方は通常、上記の通り “Excuse me.”「すみません。」
a little 「ちょっと」「少し」
本当は少しかどうかよくわからない場合でも、言いにくいことを伝えるのに、「ちょっと…」とつけ加え、控えめに聞こえるようするのは日本語と同じ。たとえば、レストランで “Are you ready to order?” 「ご注文はお決まりでしょうか」と聞かれて、まだ決めていなかったら “Not yet. I need a little more time.” 「まだ決まってないんです。もう少し時間を……」と “a little” という言葉を添えて、時間がほしいと控えめにお願いすることが多い。その方が “I need more time.” 「もっと時間が必要です」と言うよりソフトに聞こえて印象がよくなる。
really 「本当に」「実に」
このエピソードでは “That's really rude.” 「すごく行儀が悪いぞ!」と父親が子どもを叱る場面で “rude” という言葉を強調するのに使っている。このように “really” は相手をガツンとやるときに使えるが、全く反対の場面でも使える。 “That's really good!”「とっても上手!」とか “That's really beautiful!” 「実にすばらしい!」などのように褒め言葉を強調するときにも使う。
Is it? 「そっかな」
父親に “That's really rude.” と言われたことに対し、疑問文を反語的に使って “Is it (rude)?” 「行儀が悪いかな? ボクはそう思わないけど」と反抗している。be動詞の文を疑問文にするときはbe動詞を主語の前におく。先に使った指示代名詞 ”that” を受けて言及し直すときは ”it” を使う。
『続・子どもに教える大人が初歩から学ぶ英語』 Lesson 4 Short Dialogs 第3話 第4話 より